今般の指導員講習会及び更新は下記に関する問題に沿って身体図、神経系統の図を参考に講義が行なわれました。
又実技もお年寄りに優しい吹き矢の射方を実践していただきました。苦しい射方ではかえって健康を害しかねません。
NPO法人日本吹矢検定公認指導員筆記試験問題
平成25年 月 日実施
氏名: 支部名: 会員NO:
下記の問いに○、×でお答えください.
1. NPO法人日本吹矢検定(以下日本吹矢検定と呼ぶ)は文科省から認証を受けた組織である。
2. 吹矢は呼吸に尽きるといわれるが呼吸法は胸式、腹式呼吸を併用すると良い。
3. 腹式呼吸には横隔膜の働きがかかせない。
4. 横隔膜は肋骨、胸骨、脊椎に囲まれた上腔と胃等の下腔に区切っている。
5. 横隔膜運動に刺激され、インパルスが第5、第6頚椎から走っている横隔神経を通り、視床下部に達し、エンドルフィンが放出され精神状態が沈静化する。
6. 精神状態が安定するのは交感神経に作用するからである。
7. 昼は副交感神経が多く働き、睡眠中は交感神経が働く。
8. 腹式呼吸でより多くの酸素を肺の中に取り入れ、肺胞の毛細血管でヘモグロビンと結合し、肺動脈を通り身体の隅々まで酸素が運ばれる。
9. 肺胞の表面積は腹式呼吸で深く呼吸をするとテニスコート程だといわれている。
10. 成人の肺の重さは約1000gといわれ、左右にわかれている。
11. 日本吹矢検定の1ラウンド(跳ね矢を除く5本)の時間は4分以内である。
12. 大会及び検定試験時、足元の距離ラインは踏んでも越えなければ良い。
13. 公認指導員は次回更新の間に活動実態の報告がない場合は指導員としてのライセンス(公認指導員認定証資格)は失効となる。
14. 通常、的の高さは床より的の中心(黒点の中心)まで150pである。
15.
的の中心の黒い点は10点として計算する。
16. 日本吹矢検定での段位は静と動の2部がある。動の部は静の部で初段以上の段位を取得していなければ受検できない。
17. 的上で矢が点数の境のライン上に入った場合、矢の刺さり方が多い方の点数を計算する。
18.
矢を筒に入れた後、都合で矢を入れ替えたい場合は床に吹き出し、その場で届く範囲なら許される。
19. 5本射ている途中、筒のくわえ口を体勢を崩さず、唾液をふき取ることは日本吹矢検定では許されている。
20. 口に筒をくわえた後、リズムが合わないため再度、やり直すことは許される。
21. 静1級は7mの距離から6ラウンドを吹き、平均25点以上を確保すれば合格となる。
22. 日本吹矢検定の基本動作の流れは“礼―ローデイング―ホールデイング―エイミング―ブロー―カムダウン―礼”となる
23. NPO法人日本吹矢検定の公認指導員は2年毎に更新の手続きが必要である。
24. 支部長は公認指導員でなければならない。
上記試験内容の回答と説明
1.NPO日本吹矢検定は内閣府より認証を受けた組織である。よって X となる。
2.吹き矢は前半部において腹式呼吸と、胸式呼吸を併用することにより更に多くの呼吸を取り入れ、射る時は複式で。よって O である。
3.腹式呼吸には横隔膜はかかせない。横隔膜を上下に動かすことにより更に多くの呼吸を肺胞内に取り入れることが出来、且つ横隔神経を刺激す ることにより視床下部に脳内物質エンドルフィンを分泌させ精神状態を安定させる。よってOである。
4.横隔膜は脊椎、肋骨、胸骨に囲まれた胸腔と腹腔に分けられている。よって ] である。
5.横隔神経は第3頚椎と第4頚椎の間より視床下部に至る。よって X である。
6.精神状態が安定するのは副交感神経の働きによる。したがって X である。
7.昼は交感神経が多く働き、睡眠中は副交感神経が働き通常はバランスがとれ、正常な日常生活が送れる。したがって X である。
8.心臓の右心室から肺に達する肺動脈には有二酸化炭素、無酸素の状態で肺に入り、肺胞の毛細血管で二酸化炭素をすて、ヘモグロビンと酸素を 結合させる過程、ガス交換がおこなわれ、肺静脈をとうり心臓の左心房、左心室を経て酸素が身体の隅々まで運ばれる。よって X である。
9.肺胞の表面積は個人差があるが50u−70uといわれている。腹式呼吸を利用した深い呼吸はさらに数倍の呼吸を取り込むことが出来る。
テニスコートは約260uであるので O である。
10.肺は左右にわかれ、左が心臓がある分、少し小さい。右肺がさらに3葉にわかれ、左が2葉に分かれている。成人で約1000gある。
11.日本吹矢検定では動の部があり、それに合わせている。よって O である。
12.踏んではいけない。よって X である。
13.日本吹矢検定では公認指導員の資格は厳正に管理している。吹き矢の活動実態がない場合は失効となる。
14.的の中心部まで、成人の場合は160cmである。よって X である。
15.吹矢検定の場合中心部の黒点にかかると10点としている。趣味の世界で健康を追求する吹矢検定では10点を得る喜びを重視している。
よって O である。
16.動の検定試験を受検できるのは2段からとなっている。、10mで吹ける吹き矢の基礎が出来てからということになっている。よって X である。
17.大きい点数のほうに触れていればそれを採点する。よって X である。
18.吹矢検定ではいずれの理由にせよ、一度吹き出したものはカウントする。矢抜き等で抜き取ることは構わない。したがって X である。
19.何本か射るうちに唾液が吹き口につき、矢が濡れると1gの軽い矢は距離が長くなるなるにしたがってカーブしてくる。吹矢検定では体制を崩さず 吹き口をガーゼ等でふき取ることを許している。よって Oである。
20.吹矢検定では1ラウンド4分以内となっているので何回でも範囲内であればやり直せる。よって O である。
21.静1級は7mで4ラウンドとなっている。よって X である。
22.日本吹矢検定では正面をむき1礼のあと、礼/スタンス/ローディング/ホールディング/スローダウン/エイミング/ブロー/クールダウン/
/礼となっているので X である。
23.2年に1度、更新手続きと講習会に参加しなければなりません。更なる技術の向上と、吹き矢に関する知識の取得を目指しております。
生徒さんの前で自信を持って見本を示せる、吹き矢が与える健康への影響等を説明が出来る指導員の育成に力を入れております。
その為、すべての段位をとうし、\500で維持検定が受けられます。
24.支部長は必ずしも公認指導員でなければならないことはありませんが早めに取得されることを勧めております。